iPhoneの容量が足りない! iCloud+のプランはどれを選べばいい? 2026年版

公開
シェア
iPhoneの容量が足りない! iCloud+のプランはどれを選べばいい? 2026年版

「ストレージがいっぱいです」と出たら読む記事。iPhone本体とiCloudの違いから、50GB・200GB・2TBの選び方、Apple Oneのほうが安くなる人まで。

「iPhoneのストレージがいっぱいです」「iCloudストレージが残りわずかです」。どちらも一度は見たことがある通知だと思います。似ていますが、この二つは別の問題です。どちらが足りないのかを取り違えると、iCloud+を契約しても解決しなかったり、払わなくていいお金を払い続けたりすることになります。

この記事では、iPhone本体の容量とiCloudの容量の違いを整理したうえで、2026年10月時点のiCloud+の料金と、どのプランを選べばいいかを解説します。

まず確認。足りないのは「iPhone本体」か「iCloud」か

iPhone本体のストレージは、買ったときに選んだ128GBや256GBといった容量です。アプリ、写真、動画、音楽など、iPhoneの中に保存されるすべてのデータがここに入ります。

iCloudのストレージは、Appleのサーバー上にある保存場所です。iPhoneのバックアップ、iCloud写真、iCloud Drive、iCloudメールなどがここを使います。Apple Accountを作ると5GBが無料で付いてきます。

どちらが足りないのかは、設定アプリで確認できます。

  • iPhone本体:「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」
  • iCloud:「設定」→ 一番上の自分の名前 →「iCloud」

iCloud+は、iCloudの容量を増やすサービスです。iPhone本体の容量そのものは増えません。ただし、写真を使った「本体の容量を空ける方法」と組み合わせられるので、本体が足りない人にも役立ちます。これは後で説明します。

iCloud+の料金(2026年10月時点)

プラン月額家族との共有主な追加機能
無料0円(5GB)——
50GB180円最大5人と共有可プライベートリレー、メールを非公開、カスタムメールドメイン、HomeKitセキュアビデオ(カメラ1台)
200GB540円最大5人と共有可50GBの機能+HomeKitセキュアビデオ(カメラ5台まで)
2TB1,800円最大5人と共有可200GBの機能+HomeKitセキュアビデオ(台数無制限)
6TB5,500円最大5人と共有可2TBと同じ機能
12TB11,000円最大5人と共有可2TBと同じ機能

料金は税込で、Apple公式サイトの表示です。iCloud+は2026年7月に日本で値上げされ、50GBは150円から180円、200GBは450円から540円、2TBは1,500円から1,800円になりました。すでに契約している人も、Appleからの通知に書かれた日以降の請求から新料金になっています。

どのプランも、ファミリー共有を設定すれば、自分以外に最大5人の家族と追加料金なしで容量を分け合えます。容量は共有しても、写真やファイルは一人ずつ別々に保存されるので、家族に中身を見られることはありません。

どのプランを選べばいい?

選ぶ基準は、「誰が使うか」と「写真や動画をどれだけ撮るか」です。

50GB(月180円):一人で使う、ほとんどの人
iPhone 1台のバックアップと、日常的に撮る写真なら、まずは50GBで足ります。無料の5GBは、写真をiCloudに保存し始めるとすぐにいっぱいになるので、「通知が出たら最初に検討する」のがこのプランです。

200GB(月540円):写真や動画をよく撮る人、家族2〜3人で使う人
子どもの写真や旅行の動画を撮りためている人、50GBが半年ほどで埋まりそうな人は200GBを選びます。家族で共有するなら、2〜3人まではこのプランが目安です。HomeKit対応の防犯カメラを2台以上使う場合も200GB以上が必要です。

2TB(月1,800円):家族全員の写真をまとめて預けたい人
家族4〜6人で共有する場合や、4K動画を日常的に撮る人向けです。1人あたりで考えると、6人で使えば月300円になります。

6TB・12TB:動画を大量に保存する人
撮影した動画をすべてクラウドに残したい人向けの大容量プランです。一般的な使い方なら、2TBまでで足りることがほとんどです。

なお、動画がどれくらい容量を使うかは、「設定」→「カメラ」→「ビデオ撮影」で画質ごとの目安を確認できます。4Kで撮るほど容量の消費は大きくなります。

迷ったら、小さいプランから始めて大丈夫です。iCloud+のプランは後からいつでも上げられます。

Apple Musicを使っているなら、Apple Oneのほうが安い

Apple Musicを契約している人は、iCloud+を単体で足すより「Apple One」にまとめたほうが安くなります。Apple Oneは、iCloud+、Apple Music、Apple TV、Apple Arcadeをまとめたセットプランです。

個人で使う場合家族で使う場合
Apple Music+iCloud+を別々に契約1,180円+180円(50GB)=1,360円1,980円(ファミリー)+540円(200GB)=2,520円
Apple One1,350円(iCloud+ 50GB付き)2,500円(iCloud+ 200GB付き、家族5人まで)

Apple Oneのほうがわずかに安いうえに、Apple TVとApple Arcadeも付いてきます。Apple Musicを使っているなら、乗り換えない理由はほとんどありません。

Apple Oneに含まれる容量で足りない場合は、iCloud+を追加で契約して容量を上乗せすることもできます。また、新しいiPhone、iPad、Macを買うと、Apple Oneを3か月無料で試せる特典があります(条件あり)。

逆に、Apple Musicを使っていない人は、iCloud+だけを契約するほうが安く済みます。

iPhone本体の容量が足りないときにできること

iPhone本体の容量が足りない場合、まず効果が大きいのは写真です。

「iPhoneのストレージを最適化」をオンにする
「設定」→「アプリ」→「写真」で「iCloud写真」をオンにし、「iPhoneのストレージを最適化」を選びます。すると、元の高画質の写真や動画はiCloudに保存され、iPhoneには容量の小さい表示用のデータだけが残ります。見るときは必要に応じてiCloudから読み込まれます。写真が多い人ほど、本体の空きが大きく増えます。

ただし、写真をiCloudに預けるぶん、iCloud側の容量が必要になります。iPhone本体が足りない人がiCloud+を契約する意味があるのは、この組み合わせのためです。

使っていないアプリを取り除く
「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」から「非使用のAppを取り除く」をオンにすると、しばらく使っていないアプリを自動で削除してくれます。書類やデータは残るので、もう一度入れ直せば元の状態で使えます。

メッセージの保存期間を短くする
「設定」→「アプリ」→「メッセージ」の「メッセージを残す期間」を「1年」や「30日」にすると、古いメッセージと添付ファイルが自動で削除されます。写真や動画を大量にやり取りしている人には効果があります。

iCloud以外の選択肢も知っておく

写真の保存先はiCloudだけではありません。

  • Amazonプライム会員なら、Amazon Photosで写真をフル解像度のまま容量無制限で保存できます(動画は5GBまで)
  • Googleフォトは、Googleアカウントの無料容量(GmailやGoogleドライブと共有)の範囲で使えます

ただし、iPhone全体のバックアップをクラウドに自動で取れるのはiCloudです(パソコンにバックアップする方法もあります)。iPhoneを壊したり買い替えたりしたときに元の状態に戻せるよう、少なくともバックアップのぶんはiCloudの容量を確保しておくと安心です。

まとめ。まずは「どちらが足りないか」から

iCloud+を選ぶ前に、足りないのがiPhone本体なのか、iCloudなのかを確認しましょう。

iCloudが足りないなら、一人で使う人はまず50GB(月180円)、写真が多い人や家族2〜3人なら200GB(月540円)、家族全員の写真を預けるなら2TB(月1,800円)。Apple Musicを使っているなら、Apple Oneにまとめたほうが安くなります。

iPhone本体が足りないなら、iCloud写真の「iPhoneのストレージを最適化」が一番効きます。その場合は写真のぶんだけiCloudの容量が必要になるので、写真の量に合わせてプランを選んでください。

※本記事の料金・内容は2026年10月18日時点のApple公式サイトの記載です。料金は変更される場合があります。


参考

関連記事